2021.06.17 04:18薬剤師過剰問題世界統計によると人口10万人あたりの薬剤師数は日本が世界一だそうである。実際日本には32.5万人の薬剤師がいる。将来展望を見ると、15年後の2045年の需要が最大41万人に対し、薬剤師数が43〜46万人となる予測だ。高齢化や在宅で市場ニーズは増えそうだが、これまでの中心であった単純な調剤作業のニーズは激減すると見ている。
2021.06.11 23:17SAT stands for...?土曜日の穏やかな空気感の中で研究してきたSAT研究所ですが、本格稼働を目指して、昨日からステップアップしました。Saturdayの SATから、science, art and techのSATへ進化します。ロジカルシンキングとアートシンキングの両利きの研究を目指して、働き方改革にも着手しています。研究員にサイエンティストは大勢いますが、アーティストはいないので、まずは交流から始めようかと考えています。
2021.06.09 00:35ニーズ・ドリブンデジタルヘルスでは、テクノロジーに目を奪われたり、考え方が理系志向になり、シーズ・ドリブンに偏る傾向が否めない。デジタルヘルスのマネタイズや公的保険外の事業モデルの構築は大きな課題の一つであり、経産省の通称「卵の図」の白身育成である。ここで鍵になるのが生活者目線の市場ニーズからのアイディア創出である。
2021.06.06 02:52クオリアの研究クオリアという言葉を聞いたことがあるだろうか。ラテン語で質を意味する言葉のようだが、脳で感じる感覚的な部分を物理化学的に解釈・解明しようとする概念らしい。そもそもクオリアの存在自体が研究の対象らしいが、この研究が進展すると意識が量子的に記述され、計算機上に再現することができそうである。かなり本質的なデジタルツインが現実のものとなるとともに、電脳世界に自己を移動させたり、あるいはコンピュータとのインターフェースを開発したり、SF的な物語が現実化しそうである。
2021.06.06 00:36リスキリング聞きなれない言葉かもしれないが、日本語で言うと「学び直し」である。人生百年の時代には、つねに学びを更新すること、複数の専門を持つことが重要になってきている。世界的な国別調査によると各国の生産性の高さとリスキリング率の相関関係があることが興味深い。また、国内調査によると年収とリスキリング率も相関するようである。この調査からだけでは因果関係の有無は必要であるが、労働に対してリスキリングがポジティブな役割を果たしていることは疑いないであろう。学びによる成長をコンセプトにしているSAT研究所として、この辺りの研究進捗は常に目配りしておきたい。学ぶことにより、さまざまな喜びや感動を得ることができる。そのような体験を共有し伝える場も研究所に備えたいと考えている。
2021.06.05 05:58デジタルバイオマーカーデジタルヘルスの産業貢献はたいへん興味のあるところで有るが、現実は事業モデルひとつとってもまだまだ未成熟な発展中の領域である。その中で比較的早期に、しかも産業界に大きなインパクトがある技術分野はデジタルバイオマーカーではないか。例えば、24時間臨床研究や臨床試験の被験者をモニタリングすることにより、これまでにはなかった客観的かつ継続的なデータを取得するとができる。もちろん、使用する計測機器の信頼性やなりすましの防止などデータの信頼性など課題は少なくないが、特にこれまで適当な臨床指標が少なかった精神分野や痛みなどの治療領域ではその威力が発揮されることを期待される。更なる技術革新により、ウェアラブル機器自体が非装着で生体データ取得が可能なシステムもMITな...