デジタルヘルスの産業貢献はたいへん興味のあるところで有るが、現実は事業モデルひとつとってもまだまだ未成熟な発展中の領域である。
その中で比較的早期に、しかも産業界に大きなインパクトがある技術分野はデジタルバイオマーカーではないか。
例えば、24時間臨床研究や臨床試験の被験者をモニタリングすることにより、これまでにはなかった客観的かつ継続的なデータを取得するとができる。
もちろん、使用する計測機器の信頼性やなりすましの防止などデータの信頼性など課題は少なくないが、特にこれまで適当な臨床指標が少なかった精神分野や痛みなどの治療領域ではその威力が発揮されることを期待される。
更なる技術革新により、ウェアラブル機器自体が非装着で生体データ取得が可能なシステムもMITなどで開発されつつあり、ますます目が離せない。
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