計画的偶発性理論

キャリア理論に計画的偶発性理論というのがあります。これは1999年にスタンフォード大学から提唱されたキャリア理論です。成功したキャリアを持つビジネスパーソンの8割が本人の予期しない偶発的な出来事がきっかけだったという調査をもとに、偶発性を呼び込んだり、起こった場合にしっかり捉えようという理論です。

サイエンスでいわれるセレンディピティとも通じるところがあります(ペニシリンの発見など)。
従来のセンスで研究を管理すると、期待される成果を明確化しこれを実現化するというパターンを最適化しようとしてしまいます。VUCAの世界において、その中から創造性のある成果は生まれません。そこで、「犬も歩けば棒にあたる」的な予期せぬ成果をしっかりつかむ術が重要になります。

ただ闇雲に歩き回るのではなく、それなりの準備(目標に固執しすぎない、失敗してもあきらめずくじけない、新しいことに興味を持ち続ける、何事も前向きに考える、結果が予想できなくても挑戦する)が必要で、これには資質も大きく影響してきます。

SAT研究所®︎

2020年1月、SAT研究所︎®︎は「学びを重視したヘルスケア事業のコーチングをしよう。」という想いで創業しました。 SATはScience, Art and Technologyの意で、サイエンスとアートの両刀で落ち着いた雰囲気のなか事業支援を行います。 所長 榊敏朗

0コメント

  • 1000 / 1000