模倣と創造は対極的な2つの言葉であるが、実は創造のベースには模倣が存在する。
すなわち、単なる猿マネで終わる模倣と創造に発展する模倣があり、その中間には地理的、時間的な模倣もある。中間の地理的な模倣とは、例えば米国での新しい仕組みを国内に持ち込むことであり、そこには日本の特性に合わせた変更など多少の工夫が求められる。
創造につながる模倣では、その概念を一旦抽象化し、再度具現化するプロセスを経ることが多い。
異業種あるいは自然をヒントにした発明は、しばしば産業に大きなインパクトをもたらし、まさにイノベーションと呼べるものが多く、目指すべきところである。
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